-IT×地域の「農林業」-
LPWAによる地域の農林業のスマート化
(鳥獣害防止・水田水管理など)
上田市では現在「上田市スマートシティ化推進計画」が進められています。そのなかで、農林業などにおいても、社会・自然環境の変化に対応するため、IT・ICT技術を活用したスマート化・自動化を進めています。
こうした取り組みに対し、当部会や地域を代表する情報サービス系企業も協力し、スマートシティ化の実現に向け、努めています。
そこで、LPWA(省電力広域無線通信)技術を活用した地域の農林業のスマート化に向けた取り組みについてご紹介します。
LPWAとは、“Low Power Wide Area”の頭文字を取った名称であり、“省電力・長距離通信”コンセプトとした通信技術です。
LPWAの通信速度は数kbpsから数百kbps程度と携帯電話システムと比較して低速なものの、一般的な電池で数年から数十年にわたって運用可能な省電力性や、数kmから数十kmもの通信が可能な広域性を有しています。既にフランスなどではSigfox社により全土にLPWAのネットワークが構築され、米国などでもLoRa規格によるLPWAの導入が始まっています。※1
その中でも、上田市の事業ではLoRaWAN(ローラ・ワン)という通信規格を用いています。
※1 平成29年版 情報通信白書(総務省)