上田地域産業展2024-地域と産業を繋ぐ-

わが国唯一の繊維学部で、「繊維」のみならず、「感性」「化学」「機械」「ロボット」「バイオ」など多様な研究分野に取り組んでいます。信州大学繊維学部

事業内容

1910(明治43)年に上田蚕糸専門学校として創立した信州大学繊維学部は、蚕糸から始まり、建築・土木・航空機・電気・電子材料など、あらゆるジャンルに関わるファイバー工学の研究開発を持続的に行っています。現在では、国内で唯一の繊維学部を有する大学としてファイバー工学の国際的教育研究拠点として認知され、海外50以上の大学・研究機関とも連携しています。

住 所

〒386-8567 長野県上田市常田3丁目15-1

 

学部紹介

信州大学繊維学部は、繊維・ファイバーをキーワードに、時代のニーズに合わせて技術革新の糸口をつくりながら、「農業」「医療」「情報」「環境」「宇宙」など、多様な領域へとつながりを広げています。

学部概要    /    学部案内冊子

研究紹介

繊維学部は、「先進繊維・感性工学科」「機械・ロボット学科」「化学・材料学科」「応用生物科学科」の4学科から成ります。

研究紹介はこちら、学科概要紹介(動画)は以下からご覧ください。

・先進繊維・感性工学科

・機械・ロボット学科

・化学・材料学科

・応用生物科学科

ファイバーイノベーション・インキュベーター(Fii)施設(HP)

Fii施設では、繊維に関する試作品製造から機能評価まで行える最先端の設備を備えています。また、企業の様々なニーズに応じて、大学の研究者や異業種との橋渡しを含むきめ細やかな支援を致します。繊維・ファイバーに関する最新技術はもとより、国内外に渡る豊富かつ新しい情報、そして国内のみならず海外の繊維系大学・研究機関とのネットワークを通じた人的資源などのさらなる充実に努めています。どうぞ何でもお気軽にご相談ください。

また、Fii施設ではプロジェクトスペース(レンタルラボラトリ)を備え、企業の皆様の利用をお待ちしています。Fii施設は大学と企業が出会い、互いの連携が実のある成果を生み出し、新たな時代に向けた多様な産業化の可能性を開く場でありたいと願っています。

附属農場(HP)

信州の豊かな自然と風土に恵まれ、全国でも数少ない工学系学部附属の農場です。上田キャンパスの構内農場と東御市の大室農場から構成され、生物資源生産とその機能利用が附属農場の特徴です。地域社会におけるフィールド科学拠点として実践的な教育と研究を行っています。

◆研究事業

・植物の耐塩性機構に関する研究  (塩害に強いイネを作る) 堀江 智明 教授
塩害は、乾燥地や灌漑農業地で重大な問題であり、将来的にはイネを含む耐塩性農作物を作出するための応用 技術開発に繋げて行きたいと考えています。

・微生物資源を有効に利用する研究  (「枯草菌」の潜在能力を探る) 山本 博規 教授
枯草菌の細胞表層の機能解明や、タンパク質の分泌・局在機構に関する研究を進め、遺伝子資源の有効利用や、病原性細菌の効率的な防除システムの構築等に応用できる技術開発を目指しています。

◆教育事業(実験実習など)

・植物の繁殖法(実生・接木等)
・メン羊の飼育管理
・野蚕(テンサン、サクサン等)の飼育管理
・繊維作物(ワタ、アサ類)の栽培・管理
・天然繊維および植物繊維細胞の形態観察
・園芸作物(果菜類、根菜類など)の栽培および土壌調査
・条桑育による家蚕の飼育

◆連携・開放事業

・綿花栽培に関する知識や栽培方法について、地域や企業などと綿花栽培の指導・普及活動(高山村綿花栽培事業研究会、農業高校など)
・上田産の家蚕繭を生産するための養蚕飼育指導(蚕飼姫プロジェクト)
・学生への野菜栽培支援(環境学生委員会)
・近隣保育施設とのサツマイモ栽培体験
・保育施設、小中学校からの見学説明対応
・繊維学部桑の実ジャム、桑茶の生産

◆遺伝資源の保存(動物)

・蚕関係
カイコ:家蚕 Bombyx mori、ヤママユガ:天蚕 Antheraea yamamai、サクサン:柞蚕 Antheraea pernyi、ウスタビガ:Rhodinia fugax

・緬羊(めんよう)
サフォーク:イングランド産改良種、コリデール:ニュージーランド産改良種

◆遺伝資源の保存(植物)

・桑:クワ科クワ属  Morus 属(500品種以上)
・棉:アオイ科ワタ属  Gossypium属(30品種以上)
・亜麻:アマ科アマ属  Linum 属
・黄麻:アオイ科ツナソ属 Corchorus属(ジュート)
・ボウ麻:Abutilon属
・カラムシ(苧麻):イラクサ科 Boehmeria nivea

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